【STORYCAポタリング体験記】カップルで巡るお台場・豊洲の話題スポット

2022.06.15
ポタリング

都会で感じる初夏の装い。瑞々しい新緑と潮風の中を走る

 自転車の魅力は数あれど、もっとも「らしい」と言える楽しみ方が、“自分のペースで移動できること”、ではないか。例えば季節の移ろいを感じつつ、日々変わりゆく街並みを眺めながら走っても良い。お気に入りのカフェやベーカリーなどを巡って、グルメを楽しむのも良いだろう。まだ訪れた事のない街中を散策するのも、新しい発見があっておすすめだ。ノルマや目的は立てず、ロードバイクやシティサイクルで散歩するイメージのポタリングは、時間や速度、走行距離にとらわれがちなスポーツ感覚のサイクリングより、ずっと気軽な自転車ならではのアクティビティと言える。そんなポタリングを旅先でも気軽に楽しめるように設計したのが、STORYCAのアルファードだ。

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 桜も散り、すっかり初夏の陽気の4月下旬。頬を撫でるような優しい風を感じたく、お台場海浜公園へアルファードを走らせる。午前9時のお台場に、都心の観光スポット特有の喧騒は、まだない。耳を澄ませば小鳥のさえずりが聞こえてくる中、アルファードのリアゲートを開ける。

 

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 広大なラゲッジスペースには、折りたたみ式自転車が2台搭載されている。しかも電動クロスバイクだ。フラットブラックにペイントされたフレームの、そのメカニカルなデザインとても現代的で、グラベルロードといった感じの太めのタイヤが頼もしい。これから訪れる有意義な時間を、おしゃれに彩ってくれることは間違いない。街乗りの王道自転車たるママチャリでは、そうはいかないだろう。

 電動クロスバイクを降ろすのはとても簡単。ネジを回してシートポストの固定を解除し、そのまま「よいしょっ」と持ち上げればラゲッジから降ろせる。後はパタンパタンと関節を戻し、サドルの位置を調整してロックを掛ければOK。ハンドルに設けられたパワースイッチを押せば、電動アシストが起動。走り出す準備は完了だ。

 

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 さっそくおだいばビーチに向けてペダルを漕ぎ出す。春先特有の強風は鳴りを潜め、柔らかな潮風が気持ちが良い。スピードを出せばまだ肌寒いかもしれないが、景色を眺めながらのんびりペダルを漕ぐには、いまが絶好の季節だろう。潮と新緑の爽やかな香りを感じながら、お台場海浜公園をグルリと一周。たっぷり全身にマイナスイオンを取り込んだら、もう少し遠くまで足を伸ばしてみよう。

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 ポタリングは、電動アシスト付きクロスバイクこそ、最適解だと思う。ロードバイクやマウンテンバイクといったスポーツバイク系の車種ではサイクルウェアにも気を遣うが、クロスバイクのスタイルなら持ち物や服装に気を遣わなくて良い。坂道だってモーターのアシストを得て平坦路のようにスイスイ走れるから、街並みや自然の中のアップダウンも、会話を楽しみながらリラックスして走れてしまう。だから、「ちょっとあっちへ行ってみようか」といった唐突なコース変更も、まったく気にならない。自由気ままな散歩感覚の輪行には、電動アシスト付きクロスバイク。この見解に異義はないのではなかろうか?

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 ついでにSTORYCAの電動アシスト付きクロスバイクを、ちょこっとだけご紹介しよう。変速機付きで、大容量バッテリーはフル充電時からなら50kmから80kmのロングライドも余裕だ。太めのタイヤは舗装路だけでなくちょっとした砂利道にも対応する上、エアレスのノーパンクタイヤなのでパンクの心配も要らない。ミニベロのように全体的にコンパクトなサイズだが、サドルポストの調整幅はワイドなので、どんな人でも安心してライドできるだろう。

 

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 のんびりと辿り着いた先は、豊洲エリア。話題の映えスポットとして人気のteamLab★Planetsにやってきた。詳しい説明は省くが、teamLab★は最新テクノロジーを活用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行う集団で、彼らが手掛ける体験型施設が、teamLab★Planets。はだしとなって、身体ごと没入し、他者とともに世界と一体となる。そんなコンセプト通り、最先端をアーティスティックに楽しめて大満足だった。なお、teamLab★Planetsは2022年の12月で会期終了となる予定なので、行くなら今のうち。このエリアはレンタサイクルも充実しているため駐輪場もしっかり完備されており、ポタリングで訪れるのにオススメだ。

 

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 お台場方向に戻って行くと、豊洲市場がすぐに現れる。雑多でエネルギッシュなかつての築地市場とは異なり、まるで巨大なラボラトリーのような整然とした佇まいに、逆に圧倒される。ランチに新鮮な海鮮でも、と思い付いたのだけど、果たして築地場外のような飲食店はここにあるのだろうか?

 

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 電動アシスト付きクロスバイクを引いて歩道を歩いていると、江戸前城下町なる施設があるではないか。駐輪スペースにバイクを停めて、和を意識したモダンな建物の中に歩を進める。中は豊洲ならではの新鮮な海鮮をウリにした店舗が軒を連ねており、何があるか覗き歩くだけでお腹が鳴る。決めた!ココは豊洲、海鮮をいただこう。

 

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 酢飯が見えないほどマグロ、サーモン、いくらが乗った海鮮三色丼をオーダー。切り身はとろけるような舌触りだし、いくらはプチプチっと小気味よく弾ける。日頃通うスーパーマーケットでは絶対に楽しめない味と食感に舌鼓を打ち、あっという間にたいらげてしまった。ここの中央広場は開放感も抜群で、和傘を彷彿とさせる真っ赤なパラソルがなんとも情緒的。抜けるような青空と柔らかな日差しに、しばし動くことを忘れてしまう。そうだ。せっかくだからデザートも!抹茶パフェとアイス最中(バニラ)、これまた美味なり。東京の観光スポットとしてはもはや定番だろうが、豊洲市場、オススメです。

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 しばしの休憩を挟んだあとは、その名の通り豊洲ふ頭をぐるりと囲う、豊洲ぐるり公園を腹ごなしに流してみる。都心からほど近いのに空と海と緑が楽しめるのが特徴で、ありきたりかもしれないが、都会のオアシスという表現がピッタリの場所だ。芝生や樹木、水面がどこまでも続く園内のサイクリングロードを、高層ビルやレインボーブリッジを遠くに眺めながらゆっくり走る。ポカポカ陽気に、時間も忘れて会話が弾む。「ちょっと喉が乾いたね」。「そうだ、お茶でもしようよ!」。

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 STORYCAアルファードには、テーブルとチェア、そしてコーヒーセットが標準装備されている。芝生の上に広げれば、あっという間に青空カフェが出来上がり。電気ケトルをポータブル電源につないでお湯を沸かしている間に、豆をミルで挽いて、準備完了。柔らかな午後の光と新緑に包まれながらのコーヒーブレイクは、何にも代えがたい幸福感がある。「ねえ、次の週末もどこか行こうよ。どこが良い?」。「うん?そうねぇ。目的地は決めないで、気の向くままでいいんじゃない?」。

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この記事を書いた人

STORYCA 編集部

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