【愛車のDIY】スピーカー取り付け・交換の方法と必要な工具

2022.06.04

カースピーカーの交換は、車のDIYの中でも比較的ハードルが低いDIYです。

ただ、スピーカー交換自体は簡単なものの、手順を誤るとスピーカーが動かなくなったり、誤った工具を使用すると車に傷を付けてしまうこともあります。

そこで、今回はカースピーカーの交換手順や、必要となる工具について解説します。

 

カースピーカーの種類

カースピーカーの種類は大きく分けて2種類あります。

 

一体型

一体型はコアキシャルと呼ばれ、足元やドア部分に取り付けられているスピーカーです。純正スピーカーは大半がこのタイプです。一体型スピーカーは部品が少ないため、初心者でも交換を簡単に行えますし、価格も安価なので初めてのスピーカー交換では、一体型の交換をおすすめします。

 

分離型

分離型はセパレートと呼ばれ、高音域を出すツイーターと中低音域を出すウーファーに分かれているスピーカーです。それぞれのスピーカーは、音域にあわせてダッシュボードや足元部分など車内の適切な位置に配置します。

スピーカーの個数が多くなる分、DIYの難易度はやや上がり価格も高価になります。ただ、一体型よりも臨場感のある音楽を楽しめるようになります。

 

スピーカーの交換手順

カースピーカーの交換手順は以下のような手順となります。

 

内張りを外す

車の内張りは、ねじで固定されています。当然ながら、ねじの個数や位置は車種によって異なります。

日本車はプラスねじが使用されているため、プラスドライバーで取り外せますが、欧州車はトルクスねじが用いられているため、トルクスねじ用のドライバーが必要です。

 

スピーカーを外す

内張りを外したら、スピーカーを外します。スピーカーはボルト固定、もしくはリベットで固定されています。ボルトの取り外しでは、スパナではボルトを破損(なめる)恐れがあるので、ソケットタイプのスパナで外しましょう。

また、配線がつながっているカプラーは、爪で押し出せば工具がなくても取り外せます。

 

スピーカーバッフルを固定する

スピーカーに付いている穴を利用して、スピーカーバッフルを固定します。車外スピーカーを取り付ける際は、ほとんどの場合スピーカーバッフルが必要となります。

 

配線の端末

スピーカーによって端子形状が異なるため、配線の端末が必要となります。端末自体は簡単で、配線を切断して、ギボシ端子へ付け替えるだけで完了です。この際、配線に傷を付けてしまったり、圧着不良で接続不良へとつながることもあるので、丁寧に圧着作業を行いましょう。

車種専用のスピーカーキットを使えば、配線いらずで接続できる場合もあります。

 

スピーカーの固定

配線の端末処理後、スピーカーへ接続してスピーカーを固定します。この際、スピーカーの動作を確認した後にスピーカーを固定しましょう。万が一接続がうまくできていないと、再度外して直す手間が発生するからです。

また、スピーカー配線の接続箇所はボディなどのショートしないように注意しましょう。スピーカー端子がショートしてしまうと、スピーカーから音が出ないトラブルの原因となることもあります。

 

内張りを戻す

スピーカーの動作確認と、スピーカー取り付けが終わったら内張りを戻しましょう。

以上の手順で、基本的なカースピーカー交換が完了です。

 

スピーカー交換で使用する工具

車種によって必要となる工具は異なりますが、以下で紹介する工具があれば大抵のカースピーカー交換が可能です。

 

プラスドライバー

プラスドライバーはねじの大小で使い分けられるように、2~3種類サイズがあると安心です。プラスねじであってもサイズが違うとねじをなめてしまうため、プラスドライバーはサイズに応じて使い分けるようにしましょう。

 

ニッパー

ニッパーは配線を切断したり、配線固定材を切断したりするのに必要です。はさみよりも先端の切断能力が高いため、作業効率が上がります。

 

リムーバー(内張り外し)

リムーバーにはプラスチックのものと、金属のものがあります。金属のものは慣れていないと内装を傷つけかねないため、プラスチックのものを使うとよいでしょう。

また、車種によって使いやすい、使いにくいがあるため、数種類のリムーバーを用意しておくと安心です。

 

圧着ペンチ

普通のペンチやラジオペンチでも圧着作業の代用をできる場合もありますが、専用の圧着ペンチのほうが作業の正確性が高くなります。圧着箇所の接触不良を起こすと、再度スピーカーを外したりする手間が発生してしまいます。そのため、専用で適性の工具で作業を行いましょう。

 

配線通し

ダッシュボードや狭い箇所を配線する場合、配線通しがあると手こずらずに配線作業ができます。

 

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室内なので全天候対応で、空調も完備。さらに、工具を一式借りられるため、ひとつひとつ工具を用意したり、保管したりする手間がありません。

料金もショップでスピーカーを取り付けるよりもリーズナブルで済むため、DIYでやってみたいという方や、料金を安く済ませたい方にはぴったりのサービスとなっています。

 

DIYでスピーカー交換に挑戦してみよう!

今回はカースピーカー交換について必要な工具や、交換手順をご紹介しました。

スピーカー交換はハードルが高いと思われがちですが、必要な工具と手順を守れば、案外ハードルの低いDIYのひとつです。

スピーカーのDIYをきっかけに、さまざまなDIYに挑戦してみてください。

 

 

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