【愛車のDIY】ドライブレコーダーの取り付け・交換方法と必要な工具
あおり運転の厳格化や車上荒らしなどを防止する理由などから、近年ドライブレコーダーの普及が急速に広まりつつあります。
ドライブレコーダーは取り付け自体が簡単にできるため、DIYで付ける人もいることでしょう。
しかし、車のDIY初心者の方は、どのような手順を踏めばよいのか、どういったことに気を付ければよいのかわからない方もいると思います。
そこで今回は、ドライブレコーダーの取り付け手順や、取り付け時に失敗しがちなポイントについて解説します。
ドライブレコーダーを取り付けるメリット
ドライブレコーダーを取り付けることにはさまざまなメリットがあります。
まず、一番大きいのが事故の証拠となる点です。証言だけでは不十分なことも、ドライブレコーダーの映像があることで信頼性が大きくあがります。
また運転していないときでも車を監視できます。常時電源の「駐車場監視機能」があればエンジンがかかっていなくても、撮影できるためもしものときの備えにもなります。
ドライブレコーダーは防犯のため以外にも、自身の運転を見直す良い機会となるなどさまざまなメリットがある機器です。
ドライブレコーダーの取り付け手順
ドライブレコーダーの取付けは、手順さえおさえておけばそれほど難しい作業はありません。
車種やドライブレコーダーのタイプによって作業は変わりますが、基本的な流れを解説します。
①事前準備
まずはじめにドライブレコーダーを開封して、付属品などがすべて揃っているか確認しましょう。
また取り付けに使用する工具を準備しましょう。必要な道具は以下のようなものです。
・ニッパー
・結束バンド
・ケーブルクリップ
・内張りはがし
・+ドライバー
・マスキングテープ
・脱脂材
②本体の組み立て
準備を終えたら本体を組み立てていきます。取扱説明書をしっかりと見ながらブラケットなどを取り付けます。ドライブレコーダーによっては、さまざまな車種に対応できるように複数のブラケットが付属していることもあります。
その場合は車種に合ったブラケットを取り付けましょう。
③電源の確保
ドライブレコーダーの電源を確保します。シガーソケットから直接電源をとれるものもありますが、直接シガーソケットからとってしまうと配線がむき出しになってしまうためおすすめできません。
電源はヒューズボックスからとることをおすすめします。ヒューズボックスは車種によって配置が違いますが、国産車は助手席の足元にあることが一般的です。ヒューズボックスには複数のヒューズが刺さっていますが、この中で「ACC電源ヒューズ」を探します。
検電テスターを使えばACC電源を探すことが可能ですが、ない場合はメーカーHPなどで車種ごとのヒューズ配置を調べましょう。
④本体を取り付ける
本体の位置を決める為、位置決めをしましょう。取付けの前に電源を確保しておくことで実際の映像を確認しながら位置を決めることができます。
最初の位置決めではテープを軽く貼っておき、取付け場所が決まったらしっかりと貼り付けましょう。貼り付け前に、テープを貼る場所を脱脂しておくことで、テープの吸着力が保持できます。
⑤配線の取り回し
配線はむき出しでも動作には問題ありませんが、配線がむき出しでは配線に誤ってひっかかってしまったり、見た目が良くなかったりとあまりおすすめできません。
フロントカメラの場合は、フロントガラスの上部にあるルーフの内側に配線を入れることで隠せます。少々押し込みにくい場合には、内張り剥がしなどで配線に傷が付かないように押し込みましょう。
ドライブレコーダー取り付け時のよくある失敗
ドライブレコーダーを取付けるときに、失敗しがちなものが以下になります。
内張りなどの破損
配線を行う際に、内張りを外すことがあります。しかし車の内張りを剥がすにはちょっとしたコツが必要となります。無理に力ずくで引っ張ってしまうと爪が折れてしまうことがあります。最悪の場合パネルを折ってしまうこともあるため、慎重に作業を行いましょう。
内部電源の取り違いによるショート
ドライブレコーダーの取付で最も危険なことが、内部電源の取り違いによるショートです。電源を誤って場所から供給しようとしてヒューズが飛んでしまい、カーナビやオーディオなど他の機器が動かなくなることがあります。また、しっかりと電源が接続されていないと断線したり、フレームへ漏電したりする危険性もあるため、電源関連の作業はとくに注意して行いましょう。
信号などの物が見えにくくなってしまった
せっかく場所決めをしてドライブレコーダーを取付けても、いざ公道へ出てみたときにドライブレコーダーが障害物となってしまい、信号や道路標識が見えなくなることがあります。
その場合、せっかく付けたドライブレコーダーを外して、配線などもやり直すこともあるでしょう。
そうした手間を増やさないためにも、運転席に座ってみて運転をしている目線となって障害物にならないかを確認しましょう。
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今回はドライブレコーダーの取付手順や、失敗しがちなポイントを解説しました。
ドライブレコーダーの取付け自体はそこまで難しくはありません。ただ、綺麗に取付けようとしたり、失敗なく付けようとすると少々コツや知識が必要でしょう。
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