はじめてのファミリーキャンプで失敗しない焚き火の方法
夕食のBBQを楽しんだら、次のお楽しみは「焚き火」です。焚き火で焼いたマシュマロを片手に、夜空を眺めながら、ゆったりとした時間を家族みんなで過ごしましょう! 今回はそんな「焚き火」の失敗しない方法をお教えします。
「焚き火」の失敗しない方法
STEP|01<薪の準備>
薪はどれぐらいの量が必要なの!?
薪はキャンプ場でも手に入りますが、あらかじめホームセンターなどで購入しておくのがベターです。ここで問題になるのが、購入する薪の量。薪は1束でおよそ3時間ほど持ちます。ですので、夜だけなら1束でOK。朝や昼も料理の時に火を起こすのなら、3束程度用意しておくのがオススメです。
薪の種類は大きく分けると2つで、写真右の「針葉樹」と写真左の「広葉樹」があります。「どっちを選べばいいのか?」、ここも初心者ファミリーの悩み所ですね。一般的に「針葉樹は火が付きやすく、燃焼時間が短い」のが特徴だと言われています。そして、「広葉樹は火が付きにくく、燃焼時間が長い」のが特徴です。価格は針葉樹の方が安く、広葉樹の方が高いことが多いです。ですので、初心者ファミリーには「針葉樹」がオススメです!
STEP|02<薪割り>
薪割り道具の使い方を教えます!
薪割りには、初心者も簡単に使いこなせる薪割り道具の「キンドリングクラッカー」がオススメ。これを使えば楽々と薪を割ることができます。
① キンドリングクラッカーのリング内側に薪を入れます。
② 下にある刃に薪が食い込むようにハンマーで軽く叩きます。
③ そして、ハンマーで上から薪を叩き割ればOK!
④ 短時間で、こんな風に細い薪にすることができます。
通常、薪割りは鉈(なた)を使うケースがほとんどですが、鋭い刃物なので慣れていないとちょっと危険。「キンドリングクラッカー」は安全かつ、強い力も必要ないので大人の女性でも使いこなすことができます。
<ここで注意点!>
「キンドリングクラッカー」は簡単かつ安全に薪割りができます。が、万が一にも備えましょう。薪割りをする時は手が滑らないようにグローブや軍手をはめましょう。ちょっと大袈裟ですが、割った薪が飛んできた時に備え、長袖、長ズボン、ゴーグルを用意すれば完璧です。
STEP|03<薪の積み方>
初心者ファミリーにオススメの失敗しない薪の並べ方
薪は好きなようにくべればいいかというと、もちろん、そうではありません。適当に並べると、いつまで経っても火は付きません……。初心者ファミリーにオススメの失敗しない薪の並べ方は3つ。「井桁型」「並列型」「開き傘型」です。ぜひ参考にしてくださいね!
<井桁型>
キャンプファイヤーで採用されている組み方が井桁型。中心部から強い炎が燃え上がり、エンターテインメントな雰囲気を堪能できます。上手な火お越しには「燃焼効率」、つまり、新鮮な空気をいかに取り込むかが重要。この井桁型はそれが最適化された、いわゆる煙突構造になっているので、火が付くのが速いというのも大きなポイントです。
<並列型>
最も火力を調整しやすい方法が並列型で、焚き火で調理を考えている方にオススメ。配置方法は、1番下に枕木を置き、その上に薪を並列に重ねていく感じです。最も火力が強いのは枕木の近く。ガンガン焼きたい時は枕木の近くに調理器具を置きましょう。反対に、保温状態を保ちたい時は枕木から離れたところに調理器具を置きましょう。
<開き傘型>
傘を開いた時の骨組みのような感じで薪を配置する方法が開き傘型。中央には燃えやすい細めの薪を乗せてあげましょう。火は、その中央から徐々に外側の骨組みのような薪へと移っていきます。火力自体は強くないですが、その分、燃焼時間は長め。つまり、「のんびりと焚き火を楽しみたいなぁ」という方にオススメの方法です。
開き傘型で焚き火をすると、下の写真のような感じで火が広がります。今回は着火剤を利用して火をつけてみました。中央からゆっくりとドラマチックに火が広がっていきます。ちなみに、ストリカのキャンプにはアメニティキットに着火剤も入っているので、はじめての焚き火でもスムーズに火がつけられて安心!
いかがでしたか。今回は「はじめてのファミリーキャンプで失敗しない焚き火の方法」を伝授しました。家族みんなで体験する焚き火は、きっと一生の思い出になることでしょう。ぜひ、ストリカの「ファミリーキャンプ」で焚き火にチャレンジしてくださいね!