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レンタカーにドライブレコーダーを設置するメリット
【事業者向け】

2024.09.14
車両位置情報管理システム
レンタカーにドライブレコーダーを設置するイメージ

近年、レンタカーの事故やトラブルが増えてきています。予防に効果的なのは「ドライブレコーダー」です。レンタカーにドライブレコーダーを設置することで様々なメリットが期待できます。

 

では、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、現在大きな問題となっている「レンタカーの事故やトラブル」についての詳細や、レンタカーにドライブレコーダーを設置するメリットについて、詳しくご紹介いたします。

 

増える事故やトラブル…「レンタカー問題」はなぜ起きる?

レンタカーの事故やトラブルは新型コロナウイルスの流行前後から増えてきています。原因としては、複数の理由が複雑に絡み合って起きている問題だといえるでしょう。

 

ここでは、なぜレンタカーの事故やトラブルが増えているのか、その原因について検証してみました。

 

「経験不足」と「油断」

レンタカーのトラブルのほとんどは、「経験不足」と「油断」が大きいといわれています。

 

運転に慣れている車種を借りたケースであれば事故の発生リスクはある程度抑えられるものの、初めて運転する車種をレンタルした場合には操作性や車幅感覚の不慣れによって事故を起こす可能性が高くなります。

 

また、レンタカーを借りて間もない時は「借りている車」という意識が強い点に加え、不慣れな車種を運転することも予想できるので、多くのドライバーは集中して注意しながら運転します。

しかし、数時間あるいはある程度の日数をかけて運転していると、ドライバーは次第に慣れを感じ、集中力や注意力が落ちるので事故が起きやすい状態になります。

 

訪日外国人のレンタカー事故も増えている

内閣府の「令和元年交通安全白書」によると、レンタカーを利用した訪日外国人は2012年の26.7万人から2017年には140.6万人と、実に5倍以上の増加となっています。

同時期に、国際免許または外国免許を持つ人のレンタカー事故件数も増えています。2012年は36件だったものが、2017年は188件と、こちらも5倍以上の増加を見せています。

 

事故の原因は、単に不慣れな土地での運転だけという理由ではありません。現在指摘されている大きな問題としては、日本の道路標識が多くの訪日外国人にとって理解しにくいことがあげられます。

例えば、赤い逆三角形の「止まれ」の標識は、日本独自のデザインです。しかし、世界で最も普及している一時停止の標識は、英語で「STOP」と書かれた赤い八角形です。

 

このように、世界における一時停止と日本における一時停止が異なるため、逆三角形の標識を見ても一時停止を想起することは難しく、外国人ドライバーを混乱させる原因となっています。

 

レンタカーにドライブレコーダーを設置するメリットは?

 

レンタカーにドライブレコーダーを設置するイメージ

 

上記でご紹介した事故やトラブルを防ぐためにも、ドライブレコーダーは非常に重要な役割を持ちます。

 

レンタカーだからこそ、ドライブレコーダーは必須だともいえるでしょう。

 

ここでは、レンタカーにドライブレコーダーを設置するメリットについて詳しくご紹介いたします。

 

事故発生時の記録・証拠として活用できる

事故が発生した場合、どちらの過失か明確でないことが多くあります。ドライブレコーダーの映像は、事故が起きた瞬間の状況や、運転者の行動を正確に記録できるため、過失の割合や責任を明確にする助けになります。これにより、事故の解決を迅速化し、運転者の負担を軽減することができます。

 

また、万が一事故に遭った場合、被害者が適切な補償を受けられるようにするためにも、ドライブレコーダーは重要です。これにより、運転者や保険会社も正確な判断を行いやすくなり、無用な争いや手続きを回避できます。

 

安全運転の促進につながる

ドライブレコーダーが設置されていることで、運転者は常に自分の運転が記録されていることを意識するようになります。これは、急発進や急ブレーキ、無理な追い越し等リスクの高い行動を抑制する効果があり、結果的に事故率の低下につながります。

 

他にも、レンタカー会社は、運転者の行動を記録・分析することにより、安全運転の向上を目的とした教育プログラムの参考資料として活用することもあります。これを活用することにより、さらに事故防止のための対策が立てやすくなります。

 

車両盗難やトラブル防止になる

レンタカーが万が一盗難被害に遭った場合、ドライブレコーダーが設置されていることで盗難が発生した時間や場所を特定しやすくなります。特にGPS機能が内蔵されているドライブレコーダーの場合、車両の現在地を追跡することも可能です。

 

車両内のトラブル管理にも、ドライブレコーダーは効果的です。レンタカー内での違法行為や物損等のトラブルに備えても、ドライブレコーダーが活躍します。万が一のトラブル発生時に証拠として活用できるため、事業主側も安心して車を貸し出せます。

 

関連記事:レンタカーの盗難防止のために備えておきたいこと【レンタカー事業者向け】

 

保険会社や警察との連携がスムーズになる

もし事故が発生した場合、保険会社と速やかに連携して、適切な補償や手続きが進められるようにするため、ドライブレコーダーは重要です。事故の原因や過失割合を記録から確認することで、保険の手続きがスムーズになります。

 

ドライブレコーダーの設置は、警察の協力にもなります。警察の捜査に重要な証拠としてドライブレコーダーの映像を提供することで、事件の解決を支援できます。これにより、法的な観点からも安心して利用できるようになります。

 

事業主側のリスク管理につながる

ドライブレコーダーによって事故率が低下することにより、保険料の削減や車両の修理費用が減少します。これにより、会社側の運営コストが抑えられ、利用者にもリーズナブルな料金でサービスを提供しやすくなります。

 

また、ドライブレコーダーの設置は、利用者から見ても安全性や信頼性の高いサービスの証となります。ドライブレコーダーが設置されていることで、利用者に安心感を与え、会社の信頼を高めることができます。

 

まとめ:「貸す側」「借りる側」のためにも、ドライブレコーダーを設置しよう

近年増加しているレンタカーの事故やトラブルを予防するためには、ドライブレコーダーの設置が効果的です。事故発生時の記録・証拠として活用出来るほかにも、運転手の安全運転の促進、車両盗難やトラブル防止、保険会社や警察との連携がスムーズになる、といった様々なメリットがあります。

 

他にも、ドライブレコーダーによって事故率が低下し、結果として保険料の削減や車両の修理費用が減少し、コスト削減にもつながります。

 

「貸す側」「借りる側」双方のためにも、ぜひドライブレコーダーの導入を検討してみて下さい。

 

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この記事を書いた人

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