クルマの仕事とあんしん お役立ち情報コラム

「スカイラインGT-R」の盗難はなぜ多いのか?
盗難時に備えておきたい対策

2025.03.31
愛車見守り
盗難が多い「スカイラインGT-R」のイメージ

近年、日本国内外でスカイラインGT-Rの盗難が急増しています。特に「R32」「R33」「R34」といったモデルは国内外の中古車市場において非常に高値で取引されており、その需要の高さが窃盗団のターゲットとなる要因の1つとなっています。

そこで、今回はなぜスカイラインGT-Rの盗難が多発しているのか、背景や盗難の手口、盗難時に備えておきたい対策についてご紹介いたします。

 

世界で根強い人気!スカイラインGT-Rの高い市場価値

スカイラインGT-Rは、日本が誇るスポーツカーの1つであり、特にR32、R33、R34世代は直列6気筒ガソリンエンジン「RB26DETT」を搭載し、高い走行性能を誇る名車として世界中で人気があります。

 

日産が生産したこの車両は、当時の最新技術を詰め込んだハイパフォーマンスマシンとして、多くのモータースポーツファンに愛されてきました。今なお多くのファンを魅了し続ける理由は、そのパワフルなエンジン性能と優れたハンドリング、そして流麗なデザインにあります。

 

また、北米市場では、R32が2014年、R33が2018年、R34が2024年にそれぞれ25年ルール(アメリカのクラシックカー輸入規制)によって合法的に輸入可能となり、価格が急騰しました。この市場価値の急騰により、正規の販売ルートを通さずに違法に売買しようとする犯罪組織が目をつけるようになりました。

特に北米や中東では、日本の中古車を狙った国際的な窃盗団が活発に活動しており、スカイラインGT-Rはその中でも最も人気のあるターゲットの1つとなっています。

 

スカイラインGT-Rの盗難の手口

スカイラインGT-Rは上記でもご紹介したように非常に人気が高く、盗難のターゲットにされています。その手口は年々巧妙化しており、大きな問題となっています。

 

ここでは、ほんの一部ではあるものの、スカイラインGT-Rをどのように盗難するのか、その手口をご紹介いたします。

 

1.キープログラマーを使った電子的手口

窃盗団が使う常套手段として、車のイモビライザーを解除するための「キープログラマー」と呼ばれる装置が多用されています。この装置を使うことで、わずか数分で新しいキーを作成し、正規のキーなしでエンジンを始動させることができます。

 

また、特殊な診断機を用いて車両のエンジンコントロールユニット(ECU)を書き換え、イモビライザーを無効化する手口も存在します。これにより、純正のキーなしでもエンジンがかかる状態となり、盗難を容易にします。

 

2.CANインジェクションによるハッキング

昨今では、より高度な電子ハッキング技術が窃盗団によって使用されています。その中でも「CANインジェクション」という手法は、車両の内部システム(CANバス)に不正アクセスし、正規のキーがない状態でもエンジンを始動させられます。

 

この手法では、窃盗団が車両のヘッドライトやバンパー付近の配線に直接アクセスし、不正な信号を送ることでドアロックを解除し、エンジンを始動させます。このため、従来の鍵を使用しないまま、所有者が気づく前に盗難が完了するケースが増加しています。

3.OBDポートを利用した手口

スカイラインGT-Rを含む多くの車両は、整備や診断のために「OBDポート(車両診断ポート)」を備えています。窃盗団はこのOBDポートに専用の機器を接続し、イモビライザーを解除することでエンジンを始動できるようにします。

 

この手口では短時間で新しい電子キーが作成されるため、窃盗の時間が極端に短縮されます。特に、OBDポートの位置を知っている窃盗団であれば、駐車場に停めた状態の車両を数分で盗み出すことが可能になります。

 

4.駐車場での盗難

公共の駐車場やコインパーキングでは、監視の目が少なく、窃盗団にとって盗みやすい環境が整っています。特に長時間駐車している場合、事前に窃盗団が車両を下見し、盗難を計画することもあります。

 

また、フェイクナンバープレートを用意し、盗難車両に偽装ナンバーを取り付けて堂々と持ち去る手口も報告されています。これにより、盗難車両の発見が遅れるケースが増えています。

 

スカイラインGT-Rを盗難から守る対策は?

盗難されやすいスカイラインGT-Rのイメージ

 

大切な愛車であるスカイラインGT-Rを盗難から守るためには、まず複数の対策を何重にもかけておくことが重要となります。その上で「盗難しにくい車」「盗難されても見つかりやすい車」を目指していくのが重要となります。

 

そこで、スカイラインGT-Rをどうやったら盗難から守れるか、「盗難から守る対策」についてご紹介いたします。

 

イモビライザーとセキュリティの強化

純正のイモビライザーだけでは不十分なため、固有のPINコードを入力するまでエンジンが始動しない、窃盗犯に見つからないよう自動車部品として偽装できる、車に後付けで設置できる等の豊富な機能のついたアフターマーケットのセキュリティシステムを導入しましょう。

最新のカーアラームやGPS追跡装置、遠隔エンジン停止機能を搭載することで、盗難防止の効果を高めることができます。

 

物理的な防犯対策を施す

ステアリングロックやシフトロック、タイヤロック等の物理的な防犯グッズを活用することで、窃盗の難易度を上げられます。窃盗相手に防犯意識の高さを見せられ、「盗むまで時間がかかる」と思わせることができるのが大きなメリットです。

また、ボンネットロックを追加することで、エンジンコンピューターやバッテリーへのアクセスを防ぐことが可能です。

 

駐車環境の見直し

屋内駐車場や監視カメラ付きの駐車場を利用することで、盗難リスクを軽減できます。また、暗闇や人気の少ない場所を避け、防犯照明を設置することで、窃盗団のターゲットになる可能性を減らすことができます。

 

GPSトラッカーの活用

万が一盗難に遭った場合に備え、GPSトラッカーを設置しておくことで、車両の追跡や早期発見が可能になります。GPSトラッカーは目立たない場所に隠しておくことで、窃盗団に発見されるリスクを下げることが重要となります。

 

SNS等の公開情報の管理

オーナー側は愛車を多くの人に見てもらいたいと、愛車の情報を公開してしまいがちですが、ナンバープレートや駐車場所を特定されないよう注意しましょう。

特に高額車両を所有していることが知られると、窃盗のターゲットになりやすくなります。公開情報の管理を徹底することも、防犯につながります。

 

まとめ

スカイラインGT-Rはその市場価値の高さから、窃盗団に狙われやすい車両の1つです。特に、最近の電子ハッキング技術や車両の物理的な持ち去り手口が巧妙化しており、十分な防犯対策を講じることが必要不可欠です。

 

今回ご紹介した手口を十分理解し、セキュリティ強化を行うことが愛車を守る第一歩です。最新の盗難手口に注意を払い、車両の安全を確保するために適切な対策を講じていきましょう。

 

弊社アルパインがご提供している「MAMORUCA」は、愛車の追跡・盗難に特化したサービスです。GPSトラッカーを車内に装着するだけで、スマホから車両の位置情報を把握できるようになります。

 

また、「MAMORUCA」で使われるGPSトラッカーは車両盗難対策専用の仕様です。スマホ等で検知することはできず、通常では見えない位置に取り付けることで、より確実に盗難車両を追跡できます。

 

愛車の追跡・盗難対策ならMAMORUCAの詳細についてはこちら

 

この記事を書いた人

アルパイン マーケティング

アルパインマーケティング

法人向けの車両位置情報管理システム【Where Mobi】
愛車の追跡・盗難対策【MAMORUCA】
を提供するアルパインマーケティングが車両の盗難防止や管理に役立つ情報をお届けします。