クルマの仕事とあんしん お役立ち情報コラム

ヴェルファイアの盗難防止対策4選
スマートキー対策からGPSまで

2025.05.07
愛車見守り
ヴェルファイアのイメージ

高級ミニバンとして高い人気を誇るトヨタ・ヴェルファイアは、その快適性や装備性能だけでなく、盗難被害の多さでも注目されています。

とくに近年は、スマートキーを悪用するリレーアタックや、車両の通信を乗っ取るCANインベーダーといった高度な手口が多発し、ヴェルファイアのような人気車種がターゲットにされやすい状況です。

 

盗難を防ぐには、犯行の動機や手口に応じた対策を講じることが不可欠です。そこで、今回はヴェルファイアを守るために効果的な4つの防犯対策について詳しく解説します。

 

なぜヴェルファイアがターゲットになる?

ヴェルファイアは、国内だけではなく海外でも需要が高く、中古市場でも高値で取引されることが多い車種です。

その人気の高さが窃盗団にとっての魅力となり、盗難対象として選ばれやすい理由になっています。

エアロパーツやナビゲーション、エンジン部品など、1台から得られる転売価値が非常に高く、部品取りの目的でも狙われます。

 

さらに、スマートキーの普及により、接触なしで解錠・始動が可能になったことで、リレーアタックやCANインベーダーといった電子的手法にも脆弱です。

盗難に対する備えが不十分なまま放置すると、被害に遭うリスクが大きくなります。

 

ヴェルファイアの防犯対策4選

上記でご紹介した通り、高級ミニバンとして多くの支持を集めるトヨタ・ヴェルファイアは、その快適性と存在感からファミリー層やビジネスユーザーに人気の一台です。

しかし、その人気の高さゆえに、近年では盗難の標的としても注目されており、特にスマートキーを悪用した電子的な手口による被害が増加しています。

愛車を守るためには、単なる純正セキュリティだけでは不十分で、複数の防犯対策を組み合わせた「多層防御」が求められます。

 

ここでは、ヴェルファイアを狙う窃盗犯の手口に対抗するための効果的な防犯対策を4つに厳選し、それぞれの具体的な方法とポイントをわかりやすく紹介します。

 

1.電波遮断によるスマートキー対策

スマートキーは利便性に優れる反面、常時微弱な電波を発しているため、リレーアタックという手口に悪用されやすい構造です。

犯人は専用の中継機を使い、家の中にあるスマートキーの信号を車の近くまで中継して、ドアの解錠やエンジン始動を可能にします。

 

この手口を防ぐには、スマートキーを電波遮断機能を持つケースや金属製のボックスに入れて保管することが効果的です。

外出先でも、キーをカバンに入れっぱなしにせず、遮断ポーチなどで保護する習慣をつけることでリスクを大きく下げられます。

 

また、一部のヴェルファイアでは、スマートキーの電波を一時停止できる設定が用意されており、ディーラーでの設定変更が可能な場合もあります。

安価かつ簡易に導入できる点から、盗難対策の第一歩として推奨される方法です。

 

2.ステアリングロック・タイヤロックの活用

 

ヴェルファイアのイメージ

 

物理的に車両を操作不能にするステアリングロックやタイヤロックも、盗難抑止力の高い手段として有効です。

窃盗犯は短時間で車を持ち去れることを重視するため、物理的障害がある車両は敬遠されやすくなります。

 

ステアリングロックはハンドルを固定し、車を正常に運転できなくする装置です。タイヤロックは、車輪の回転を物理的に阻止し、牽引や移動を防ぎます。

いずれも装着するだけで外から対策が視認できるため、防犯の意識が高い車両として窃盗犯に警戒心を抱かせます。

 

ただし、装着や取り外しに手間がかかるという面もあり、日常的な使用には少し工夫が必要です。

それでも、盗難のハードルを上げる効果は確実に見込めます。

 

3.GPS追跡装置による事後対応

盗難被害が発生した場合に備えて、GPSによる位置追跡システムを搭載しておくことも重要です。

リアルタイムで車両の動きを把握できるため、早期の発見や警察との連携によって、車両の回収率を高めることが可能になります。

 

市販のGPSは、カーセキュリティ機器と連動するものや、スマートフォンで操作・確認ができるタイプがあります。

ユピテルやコムテックといった国内メーカーの製品には、高精度なGPSを搭載したモデルも多く、設置後のサポートも充実しています。

 

また、小型タグを応用し、車内に目立たないよう設置する方法もあります。

ただし、GPS機器の設置場所が不適切だと、犯人に見つかって破壊・無効化されるリスクもあるため、設置には工夫が必要です。

 

4.カーセキュリティ装置の強化

ヴェルファイアには純正のイモビライザー(正規の鍵(電子的なID)と車両のIDが一致する場合のみエンジンを起動できるシステム)が標準搭載されていますが、それだけでは万全とはいえません。

プロの窃盗犯は、CAN通信を介して車両の電子制御に介入するなど、高度な技術を用いて盗難を実行するため、追加のカーセキュリティ装置による補強が望まれます。

 

社外製のカーアラームを取り付けることで、ドアのこじ開けや衝撃などに反応して警報を発することができ、不審者への威嚇や周囲への警告になります。

OBD端子の接続を無効化するセキュリティ装置や、エンジンスタートを制限するスイッチを追加することで、CANインベーダーにも一定の耐性が得られます。

 

これらの装置は数万円〜十数万円のコストがかかりますが、盗難を未然に防ぐという意味では十分な価値があります。

信頼性の高いカー用品店や専門店に依頼し、適切な機器を選定・取り付けしてもらうことが重要です。

 

多層防御がヴェルファイアを守る鍵となる!

盗難対策は、1つの手段だけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることで効果が最大化されます。

たとえば、スマートキー対策に加えて、ステアリングロックやGPS追跡装置、カーセキュリティを併用することで、窃盗犯にとって非常に手間のかかる対象となり、被害リスクを大幅に軽減できます。

 

さらに、屋外駐車の場合は防犯カメラの設置や、センサーライトの活用による「見られている環境づくり」も重要です。

近隣に監視の目があるかどうかも犯行の判断材料になるため、日頃から周辺の防犯環境を整えることが求められます。

 

まとめ

ヴェルファイアはその高い資産価値ゆえに、常に盗難のリスクと隣り合わせです。しかし、日常的に適切な防犯対策を講じることで、被害の可能性は大きく抑えることができます。

 

  • スマートキーの電波遮断で、リレーアタックに備える

  • ステアリングロックやタイヤロックで、物理的に妨害する

  • GPS追跡装置を活用し、万一の際にも迅速に対応する

  • セキュリティ装置を導入して、電子的防御を強化する

 

これらの対策は、単独で行うよりも複数を組み合わせることで、より強固な防犯体制を構築できます。

車両そのものの対策だけでなく、駐車場所の環境整備や日頃の管理意識も、盗難を未然に防ぐためには欠かせません。

 

大切な愛車を長く安心して所有するためには、「狙われにくく、奪われにくい」状態をつくることが鍵となります。

手軽にできることから始めて、段階的に防犯力を高めていくことが、ヴェルファイアを守る最も確実な方法といえるでしょう。

 

弊社アルパインが提供しているサービス「MAMORUCA」は、愛車盗難時の対策システムです。

GPSトラッカーを車内に装着するだけで、スマホから車両の位置情報を把握できるようになります。

 

また、弊社のGPSトラッカーはスマホ等で検知することができない仕様になっています。

通常では見えない位置に取り付けることにより、より確実に盗難車両を追跡できます。

 

愛車の見守り、盗難対策なら、ぜひ「MAMORUCA」をご検討下さい!

 

愛車の追跡・盗難対策ならGPSトラッカー「MAMORUCA」

 

「MAMORUCA」のお問い合わせはこちら

 

この記事を書いた人

アルパイン マーケティング

アルパインマーケティング

法人向けの車両位置情報管理システム【Where Mobi】
愛車の追跡・盗難対策【MAMORUCA】
を提供するアルパインマーケティングが車両の盗難防止や管理に役立つ情報をお届けします。