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プリウス盗難防止の最適解は「物理対策+GPS追跡」の二重防御!
物理対策+GPS追跡による監視体制で窃盗団を諦めさせる方法

2025.10.12
愛車見守り
盗難頻度の高いプリウスのイメージ

ハイブリッド車の代名詞ともいえるプリウス。しかし、その高い人気とリセールバリューの高さゆえ、車両盗難や部品盗難のターゲットになりやすい車種でもあります。

特に近年では、スマートキーを悪用した「リレーアタック」や、車載コンピューターに直接侵入する「CANインベーダー」など、高度化する盗難手口が増加傾向にあります。

 

そこで今回は、プリウスを守るための“最強の盗難対策”として、「物理防御+GPS監視」の二重防御の重要性と、その具体的な方法を詳しく解説します。

 

なぜプリウスは盗難の標的になりやすいのか?原因を解説

 

プリウスは、その燃費性能や静粛性、トヨタブランドによる信頼性の高さから、国内外で根強い人気を誇るハイブリッド車です。

しかしその反面、「盗難リスクの高い車種」としてもたびたび警鐘が鳴らされており、日本損害保険協会が毎年発表する車両盗難ランキングでも、プリウスは上位に名を連ねています。

なぜこれほどまでにプリウスは盗難のターゲットにされやすいのでしょうか。その主な理由は以下の5点に集約されます。

 

1. 中古車市場・海外需要の高さ

プリウスは国内はもちろん、海外でも非常に高い需要があります。

特にアフリカ・中東・アジア諸国では、燃費性能と故障の少なさが重視されており、日本で使用されたプリウスの中古車は輸出業者にとって魅力的な商品です。

年式が古くても高値で取引されることから、窃盗団にとって“換金性の高いターゲット”となってしまうのです。

 

2. 部品単位での転売価値も高い

車両全体が盗まれるだけでなく、プリウスは「車上ねらい」の被害も非常に多い車種です。

ヘッドライト、バンパー、エンブレム、カーナビユニットなどの純正部品は、中古パーツ市場や修理業者にとって需要があり、取り外して売るだけでも利益になります。

とくに海外では純正パーツの入手が困難な地域もあるため、“解体して部品売却”というルートも窃盗犯にとって有効な手段とされています。

 

3. 犯罪利用に最適な車両特性

プリウスはエンジン始動時や低速走行時にモーター走行を行うため、極めて静かに動かせます。

この「音がしない」という特性は、深夜の犯行や逃走車両として使用される際に極めて有利です。

そのため、盗難後にさらに別の犯罪に使われる“二次被害”が発生するケースも報告されています。

 

4. 高度な電子制御が逆に狙われる

プリウスのような先進的な電子制御を搭載した車両は、本来ならセキュリティが高いはずです。

しかし実際には、その電子システムを悪用するリレーアタックやコードグラバー、CANインベーダーといった高度な盗難手口に対して無防備な側面があります。

これらの手法を使えば、鍵を壊すことなく、数分以内にドアを開けてエンジンを始動させることができてしまいます。

 

特にCANインベーダーは、車体前方のバンパー裏などにある配線に直接アクセスすることで、コンピューターに偽の信号を送ってエンジンを始動させるというもので、アラームすら鳴らないまま車が持ち去られる事例が増加しています。

 

5. 防犯意識の低さを狙われる

プリウスは「盗まれやすい車種」として知られていながらも、ユーザーの防犯対策が追いついていないことも問題です。

日常的な使用に慣れすぎてスマートキーを玄関先に置きっぱなしにしたり、物理ロックを怠っていたりすると、窃盗団にとっては“仕事のしやすい車両”と見なされてしまいます。

 

二重防御で盗難防止!物理対策+GPS追跡の方法

盗難頻度の高いプリウスのイメージ

 

プリウスの盗難リスクに本気で対抗するには、「盗ませない」と「奪われても追跡できる」という2つの防御策が欠かせません。

物理的なロックや駐車環境の工夫で犯行自体を困難にし、さらにGPSトラッカーによる位置監視で盗難後の追跡・早期発見を実現する。

この“二重の防御体制”こそが、今もっとも効果的とされるプリウス盗難対策の最適解です。ここでは、それぞれの対策の具体的な方法と選び方を詳しく解説します。

 

第1の防御:物理的な盗難対策を徹底する

まずは物理的な対策からご紹介します。

 

  • ステアリングロック(ハンドルロック)

    ハンドルを回せなくする物理的な装置です。外から見えることで犯行の抑止力となり、短時間で盗むことが難しくなります。頑丈なスチール製のものや、鍵付きで解除に時間がかかるタイプが効果的です。

  • タイヤロック・ホイールロック

    タイヤやホイールを物理的に固定するロックアイテムは、車両を動かす手間が格段に増すため、犯人に敬遠されやすくなります。特に高額なアルミホイールの盗難防止にも有効です。

  • ペダルロック・シフトロック

    ブレーキやシフトレバーの操作を不可能にするロックは、車を自走させるのを難しくします。物理的に解除しなければ運転できないため、犯人の“仕事時間”が長引き、リスクが高まります。

  • ボディカバーや防犯ステッカー

    意外に有効なのが「防犯カバー」や「盗難対策中」のステッカー。窃盗団はリスクを避けたいので、“対策されている車”をあえて選ぶことはありません。

 

第2の防御:GPS追跡によるリアルタイム監視

次に万が一盗難されたときの防御についてご紹介します。

 

  • 万が一盗まれても追跡できる

    物理対策をすり抜けられても、GPS発信機を仕込んでおけば、スマホやPCでリアルタイムに愛車の位置を確認できます。盗難直後の「保管待ちフェーズ」で発見できれば、警察による迅速な対応が可能になります。

  • 専用GPSは発見されにくい

    市販されている車両用GPSトラッカーは、車両バッテリーから電源を取り、長期間稼働できるモデルが主流です。小型で隠しやすく、犯人が気づきにくい構造になっているため、発見されて取り外されるリスクも低いのが特徴です。

  • 走行履歴や通知機能も便利

    最新のGPS機器は、アプリ連携により、走行履歴や移動時間、エリア外移動時のアラート通知など、機能も充実しています。車両が意図しない時間帯・場所に動き出したら、すぐに通知を受け取れる体制を整えることで、初動対応がしやすくなります。

  • 車内カメラとの連携も可能

    一部の車両監視システムでは、GPSだけでなくドライブレコーダーや車内カメラと連携でき、異常時に録画・通報できる製品も登場しています。クラウド保存される映像は、犯人逮捕の手がかりにもなります。

 

まとめ

プリウスの盗難は、いまや“ただの鍵の管理”では防げない時代に入っています。高度化する盗難手口に対抗するためには、物理的な対策とGPSによる追跡の両輪が必要です。

 

「盗むのに時間がかかるうえ、追跡もされる」という状況を作れば、窃盗団にとっては“コスパの悪いターゲット”となり、他の車を選ぶ可能性が高くなります。

 

あなたのプリウスを守るために、今日からでも実践できる二重防御の対策を導入してみましょう。

 

弊社アルパインでは、大切な愛車を守るためのシステム「MAMORUCA」というサービスを展開しています。GPSトラッカーを車内に装着するだけで、スマホから現在の位置情報を把握できるようになります。

また、弊社のGPSトラッカーはスマホ等で検知することはできません。さらに、通常では見えない位置に取り付けることで、より確実に盗難車両を追跡できます。

 

プリウスの盗難対策として、ぜひMAMORUCAを導入をご検討下さい!

 

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この記事を書いた人

アルパイン マーケティング

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法人向けの車両位置情報管理システム【Where Mobi】
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