あらゆるソースに対応し、そこに含まれる音楽情報のすべてを引き出すだけでなく、
リアルな音場空間と、音楽の感動、さらにはアーティストの想いまで再現する。
かつてない高い目標を掲げ、圧倒的な技術力と徹底した開発・検証を積み重ね、14年の歳月を経て、
今、カースピーカーが未だかつて経験したことのない“未踏の音”へと辿り着きました。
Real Dynamic - ALPINE “X”。真のイノベーションは、ここから始まります。
アーティストの気持ちの動き、録音現場の緊張感や穏やかさ、そんな譜面に表れないエッセンスまで再現する。
そのために、カーボングラファイトの中でも、結晶構造がダイヤモンドに類似した
アモルファスカーボンとグラファイトの結合素材を採用しました。
音の微妙なニュアンス、その場の空気感までも、繊細に描き分けます。
超高音域にまで圧倒的な解像度を求めたALPINE“X”は、ツィーターの振動板に
アモルファスカーボンとグラファイトの結合素材であるカーボングラファイトを採用しました。
ハイクラスのホームオーディオ用スピーカーに採用されるこの素材は、
一般的なカーオーディオ用スピーカーに用いられる他の素材に対して、極めて高い解像度を実現します。
これにより音源そのものが持つ微細なニュアンスや空気感までリアルに再現することが可能になりました。
一秒間に数万回もの振幅を正確に繰り返すツィーターの振動板は、軽量・高剛性の素材により、高い応答性能を発揮する必要があります。カーボングラファイト振動板は、圧倒的な軽さと強さを両立することで、極めて高い音速を達成。超高音域での圧倒的な応答性と情報量を獲得し、かつてない解像度を実現しています。
録音現場に存在したモノだけを、アーティストがそこに込めたモノだけを抽出する。
ピュアな情報だけを再現するために、超高剛性のナノファイバー振動板を採用。
極小音量から大音量までの音源の持つすべての表現を再現し尽くします。
より迫力あるサウンドの再現を追求したALPINE“X”は、ウーファー振動板にナノファイバーを採用。
最新の微細化技術により、ナノレベルになった繊維をトップ層に幾重にも配置し、
従来同等の重量ながら従来素材に対して圧倒的に硬質な振動板を実現しました。
スピーカーに入力された大小さまざまな信号が過不足なく振動板から放射され、
クリアでリアルな音楽空間の拡大を実現しました。
強大な低音信号によって大口径の振動板を駆動するウーファーには、激しい動きにも歪むことなく一様に規則正しく動く弾性率(剛性/強度)の高い素材が必要です。内部損失性能の極めて高い植物繊維を最新のナノテクノロジーで微細化することによって従来比約3倍の弾性率を獲得したナノファイバー振動板は、従来比約1.7倍の音速を実現。クリアな音質と正確で歪みのない音を再現します。
― どこまでも正確に信号に追従するダブルギャザードエッジ ―
特徴的なギャザー(ひだ形状)を立体的に組み合わせたアルパイン独自のダブルギャザードエッジ。
その独自の構造は高剛性の振動板の安定性をしっかり確保しつつも、
一般的なロールエッジスピーカーに対して大入力時に起こる
エッジの変形/突っ張りを排除し、理想的な振幅特性を実現しています。
まるで、目の前で演奏しているかのようなリアルで生々しい音楽の力感。
その再現のために、従来のネオジウムマグネットを根本から見直した超急冷ナノ結晶化ネオジウムを採用しました。
大口径ボイスコイルとの組み合わせで高耐入力化を実現し、
強大な駆動力で、どこまでも歪みのない、キレの良いビートを刻みます。
あらゆる音楽信号を余裕を持って再生するためにALPINE“X”は、
従来のネオジウムマグネットをさらに進化させた超高密度ラジアルリングマグネットを採用しました。
磁力の強さに定評のあるネオジウムマグネットを、従来のミクロンオーダーから
さらに高密度のナノ結晶構造へと進化させた超急冷ナノ結晶化ネオジウム。
それを効率的に磁力を引き出せるようリング形状に精製した“ラジアルリングマグネット”が
アルパイン独自の磁気回路をより強力にしました。
軽量高密度の銅クラッドアルミスクエアワイヤーを採用したクラス最大の35mm径ボイスコイル。
大型化に伴い芯材にアルミを用いて軽量化し、さらに四角断面形状のワイヤーを高密度に配置。
強力になった磁気回路から正確で力強い駆動力を引き出します。