【初めてのキャンプナビ】キャンプ初心者におすすめテントの選び方
キャンプをする際に必要なギアの一つがテントです。
コテージなどでもキャンプはできますが、やはり本格的なキャンプをやるとなるとテントは欠かせないものです。
しかし、いざテントを買ってみようとなっても、テントは種類が多いので何から選んでよいかわからないもの。
そこで今回は、キャンプ初心者に向けて、テントの選び方や種類について解説します。
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テントの種類
テントはキャンプの「主役」といっても過言ではありません。テントがなければ雨や夜露に濡れてしまいますし、虫などを避ける役割もあります。
ただ、テントとひとくくりにいっても、種類や性能、形状などテントにはさまざまな種類があります。
シングルウォールとダブルウォール
まず、テントには「シングルウォール」と「ダブルウォール」があります。
どちらも文字どおりの構造をしており、シングルウォールは1枚張りの構造でダブルウォールは2枚張りの構造です。シングルウォールは1枚張りのため、軽量でシンプルな構造のため組み立ても簡単で、登山などに適した構造です。ダブルウォールは2枚張りなので、全室が広く、居住性の高さが魅力です。また、フライシートとテント本体に隙間があることで、シングルウォールテントよりも結露を防ぎやすいのも特徴です。
テントの素材の違い
テントには使用されている素材によって、価格帯や特徴が異なります。
一般的にポピュラーな素材はナイロン、ポリエステルといった化学繊維です。これらの素材は軽く、濡れても乾きやすく、安価であることが多いので、初心者の方に適した素材です。ただ、火に弱いので、焚き火などの火の粉が少しでも当たると、すぐに穴が空いてしまいます。
火の粉で穴が空きにくいものがコットンです。コットンは綿の素材を活かしたデザインが魅力的です。また通気性に優れていたり、結露に強かったりとメリットが多い素材です。しかし、水に濡れると重くなることや、そのまま放置するとカビが発生してしまうこともあり、メンテナンスがやや大変な素材です。
テントポールにもさまざまな素材がある
テントポールはテントを設営するうえで欠かせないものです。一般的にはテントに付属されているものを使用するので、あまり素材を意識することは少ないかもしれません。
ところが、テントポールの素材によって使い勝手が変わることもあります。
まず最も一般的なものがアルミ合金製です。アルミ合金は軽量に優れ、強度も申し分ありません。近年では少なくなってきましたが、グラスファイバーというガラス繊維を固めて作られたテントポールもあります。グラスファイバーは安価なものの、強度は弱めです。アルミ合金製よりも強度が強く、軽量なのものがカーボンファイバーです。ただ、性能が良い分、価格も高価なので上級者向けのテントポールといえるでしょう。
テントの形状
テントは大きく分けて5つに分けられます。
ドームテント
ドームテントはドーム型のシンプルなテントです。2~3本のポールを伸ばして、インナーテントを立てその上にフライシートをかぶせる構造になっています。ドームテントの中には全室が広いものもありますが、基本的には寝室のみとなっているので、タープが必要となります。
ワンポールテント
テントの真ん中にポールを立て、それを中心として幕を下ろすテントです。モノポールテントとも呼ばれます。
テントの外側に行くにつれ、室内が狭くなったり、ペグダウンがいくつも必要になったりと、デメリットもありますが、見た目はおしゃれなことが最大の特徴です。「他の人とテントがかぶりたくない!」という人にうってつけです。
ツールームテント
ツールームテントは寝室にくわえて、居住スペースが付いているタイプのテントです。ツールームテントさえあれば、タープがなくても過ごせるので、タープを購入しなくても良い上、タープ設営などの時間を短縮できるメリットがあります。ただ、テントのアレンジはできないので、サイトのデザインにこだわりたい方には物足りないかもしれません。
トンネルテント
トンネルテントはトンネルのような形状をしていて、タープとして使えたり、テント+居住スペースなど、ツールームテントのように使用したりできるテントです。大きいサイズのトンネルテントであれば、タープがなくても十分快適に過ごせます。ただ、細長い形状なので、正方形などの区画サイトに収まらない場合もあります。設営箇所に注意してサイズを決めましょう。
ワンタッチテント
ワンタッチテントというと、海水浴などのレジャー向けと思われる方もいるかもしれませんが、現在ではキャンプ用としても使用できるワンタッチテントがあります。何といってもワンタッチでテント設営ができるので、大幅な時間短縮になり、キャンプの時間を有意義に利用できます。ただ、ワンタッチの機構がある分重かったり、折りたたみ方法がやや複雑なものもあります。
テントを選ぶ際のポイント
テントを選ぶ際のポイントは以下の3点です。
宿泊人数は何人か
まずチェックしておきたいものが、宿泊人数が何人かです。テントには1~2人用や3~4人用など使用する人数の目安があります。その際、泊まる人数+1人余分に考えておくと快適に過ごせます。テントには宿泊するほか、着替えや荷物を置くスペースが必要になります。ある程度の余裕がないと足の踏み場がなくなることもあるでしょう。したがって、宿泊する人数に1人足した程度のサイズを選びましょう。
設営はしやすいか
はじめてテントを設営するとなると、なかなかイメージが湧きづらいでしょう。取扱説明書や動画の解説などを見ても、つまづいてしまう方も中にはいると思います。そのため、まずはシンプルな構造のテントを選びましょう。シンプルなテントは部品が少ないので、組み立てに迷う要素が少なくなります。
見た目で決める
テントはキャンプサイトを飾る、最も大きいギアです。そのため、テントのデザインはサイトの雰囲気を決めるうえで、重要な要素となります。限定カラーであったり、ちょっと人とは被らないような色を選ぶだけでも個性を出しやすいでしょう。テントは高額なギアなので、簡単には買い替えられないものです。色や形状なども含めて、しっかりと検討しましょう。
テントを決めてキャンプに出掛けよう!
今回はキャンプ初心者向けのテントの選び方について解説しました。
テントはキャンプサイトを飾るうえで、重要なギアです。テントがないと眠れないので、優先的に手に入れておきたいものです。
ただ、テントは購入しなくてもレンタルという方法もあります。テントを実際に使ってみることで、それぞれのテントの良さや、使い勝手などがわかってくることでしょう。
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