【初めてのキャンプナビ】キャンプ初心者におすすめ寝袋の選び方

2022.09.02
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キャンプを楽しんだ後に、身体を休める上で重要な要素が「睡眠」です。

せっかくキャンプを楽しめたとしても、しっかりと寝付けないと疲れもとれず、気持ちの良い朝を迎えることができません。

そこで今回は、キャンプ初心者へ向けておすすめの寝袋の選び方や、用意したほうがよい寝袋の周辺のギアについて解説します。

 

動画説明はこちら!

 

寝袋とは?

寝袋とは登山やキャンプの際に使用する、袋状の携帯用寝具です。呼び方は英語で「スリーピングバッグ」や、ドイツ語由来の「シュラフ」などと呼ばれます。

寝袋は災害時にも活用できることから、幅広い用途で使用できるアイテムです。

 

寝袋の種類

寝袋の種類は大きく分けて2種類あります。

 

封筒型

封筒型シュラフ.jpg

長方形で下方3辺が袋状にとじられた、「封筒」のような形状をしているのが封筒型寝袋です。身体への密着性が少なく、自宅の寝具のようなゆったりとした寝心地の寝袋です。ファスナーを開放することで、足を出せるなど寝る姿勢の自由度も高くなっています。また、2つの寝袋を連結することで、子どもと一緒に眠れるタイプもあります。ただ、保温性は以下で説明するマミー型よりも劣るので注意が必要です。

 

マミー型

シュラフ.jpg

名前のとおり、ミイラ(マミー)が横たわっているような形状をしている寝袋です。足先にいくにつれ細くなっている形状のため、足先までの保温性は高いことが特徴です。頭もすっぽりと入り保温できるなど、寒さに強い形状のことから、登山や寒冷地での使用に適しています。

封筒型よりも密着性が高く、やや窮屈のため慣れていないと眠りにくいと感じることもあるかもしれません。

 

寝袋の中綿の違い

寝袋には保温性を高めるために、中綿が入っています。パッと見ては中の素材はわかりませんが、中綿ひとつで寝袋の性能が大きく異なります。

寝袋の中綿の素材は2つに分けられます。

 

化学繊維

化学繊維の素材の寝袋は、値段が安いため「寝袋を試してみたい」という人におすすめです。化学繊維のためカビなどが発生しにくく、メンテナンス性も良い寝袋となっています。

丸洗いをするときも、普通の洗濯用洗剤を使えるため管理も楽です。

ただ、次項で紹介するダウンよりも重く、収納サイズが大きいというデメリットがあります。また保温性もダウンより劣ります。

 

ダウン

ダウンはダウンジャケットと同じように「羽毛」が入っている寝袋です。ダウンは保温性が高いため、化学繊維より薄いものでも保温性は高くなっています。また、軽くて折りたたんだときにコンパクトに収まります。小さくパッキングができるので、登山などできるだけコンパクトにしたい場合にピッタリです。

しかし、ダウンは素材自体が高価なため必然的に値段も高くなります。さらにダウンは水に弱いので、小まめにメンテナンスをしないとカビが発生することもあるので注意が必要です。

 

寝袋の選び方

寝袋の種類や素材はさまざまです。それらを踏まえて寝袋を選ぶときのポイントを3つ挙げげていきます。

 

使用する季節

寝袋は使用するときの気温の目安が設定されており、寝袋に「快適温度」「下限温度」「使用限界温度(極限温度)」などの表記があります。快適温度は設定された温度までなら快適に睡眠できる目安のことです。一方、使用限界温度(極限温度)は設定された温度までぎりぎり眠れるという目安となっています。

初心者の方が寝袋の目安を見る場合、快適温度に着目すると良いでしょう。

当然ながら、快適に眠れる気温の目安は個人によって異なります。しかし、快適温度を目安に選んでおけば、「寒すぎて眠れない」というリスクを減らせるでしょう。

 

収納のサイズ

寝袋は中綿の素材によって、収納のサイズが大きく変わります。

化学繊維のものは、小さくたたみにくく収納時のサイズが大きくなりがちです。一方ダウン素材は、小さく折りたためるので、収納サイズが小さくなります。キャンプでは荷物を極力減らしたいという方は、ダウン素材のものを選びましょう。

また、寝袋の収納時のサイズは収納の仕方でも変わってきます。ダウンの寝袋は折りたたまずに、収納袋に詰め込んでいくことで収納します。折りたたんでしまうとダウンに偏りが生まれてしまうからです。

このように、寝袋の収納方法はちょっとしたコツが必要となりますので、あらかじめ練習しておくとキャンプのときに戸惑うことがないでしょう。

 

メンテナンスのしやすさ

寝袋はメンテナンスを怠ると、カビが発生したり保温力が低下したりします。とくにダウン素材は繊細なので、使用した都度メンテナンスが必要になります。

ダウンの寝袋はそのまま丸洗いも可能です。ダウン用洗剤を入れて洗濯をして、風通しの良いところで完全に乾くまで干せばきれいにできます。

ただ、寝袋をあまり使わないような人や、収納サイズが大きくても車でキャンプに行くような人は化学繊維の寝袋でもよいでしょう。化学繊維の寝袋はコストパフォーマンスに優れているからです。「もし壊れてしまっても買い替える」というスタンスなら化学繊維をおすすめします。

 

寝袋以外に必要な物

キャンプで快適に睡眠をとるためには、以下のような寝袋の周辺ギアもあるとより快適に眠れます。

 

マット

インナーマット.jpg

寝袋の下に敷くマットがあると、地面の凹凸が身体に伝わるのを防いでくれます。

テントのグランドシートが厚めであれば不要な場合もありますが、基本的には1人1枚用意しておいたほうがよいギアです。

マットには折りたたみ式、インフレーターマット、エアー式などさまざまなタイプのマットがあります。とりあえずマットが欲しいという方は、安価で準備も簡単な折りたたみ式のマットで十分でしょう。

 

コット

コットはキャンプにおける、ベッドのようなギアです。ベッドと同じように地面と寝床に空間が生まれるので、冷気や暖気が地面から伝わりにくくなります。また、地面の凹凸も伝わることがないので、快適に眠れることでしょう。

ただ、コットはテント内の場所を占有しがちなので、設置したときのサイズ感や、収納時のサイズ、重量など運搬のことも考えないと後々後悔することもあります。

本当に必要なのか、他の道具との兼ね合いも考えてから準備しましょう。

 

インナーシュラフ

封筒型インナーシェラフ.jpg

インナーシュラフとは、寝袋用のシーツのことです。インナーシュラフの素材はコットンやシルクなど、肌触りの良い素材でできています。そのため、汗を適度に吸水してくれたり、寝袋独特の「シャカシャカ感」などを和らげる効果もあります。

また、寝袋に皮脂や汗といった汚れが付くことを防止してくれます。インナーシュラフは薄いため、洗濯も容易に行えます。

 

キャンプにおいても、自宅同様枕がないと寝付けないこともしばしばあるでしょう。

自宅で使用している枕でも問題ありませんが、キャンプ用の枕は小さくたためるため、携行性に優れています。

キャンプの枕にはインフレータータイプ、スポンジタイプ、エアータイプなどがあります。

その中でも、自動膨張タイプのインフレーター枕がおすすめです。自動膨張なので、バルブを開放してしばらく放っておくことで、枕が膨らみます。使い心地は低反発枕のような感覚で、自宅で使用している枕に近い寝心地です。

 

キャンプでも快適な睡眠をとろう!

今回はキャンプ初心者へおすすめの寝袋の選び方を解説しました。

キャンプでの睡眠は、レジャーなどで疲れた身体を癒すうえで重要な要素です。しっかりと疲れを癒す意味でも、寝袋や寝袋周辺のギアを揃えることが大事です。

今回解説したようなギアを揃えて、キャンプで快適に眠れるように準備しましょう。

 

STORYCAはキャンプに最適な車と道具をまとめてレンタルできるサービスです。今回ご紹介した寝袋やインナーシュラフなども標準装備としてご用意しています。デュオキャンプ用の車には、ルーフトップテントが装備されており、快適に過ごすことができます。

STORYCAで周りのテントとはひと味違う空間を楽しんでくださいね。

 

 

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